スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ニュースを読む 

 ある番組で新聞を読まない若者が増えているという内容を見たことがあります。若者の紙媒体離れは日本だけではなく外国でも深刻なようで新聞会社が経営破綻したという話はちらほら聞きます。新聞を取っていると答える若者でもスポーツ新聞だけを取っていたり、親が取っているから自分も取っているといった人も含めれば実情はもっと少ない数だと思います。
 ここで思うのが、紙媒体のニュースを読まなくなったという事実は依然あるとして若者は代わりに何で情報を得ているのか?という疑問はおそらく皆さん想像していらっしゃるようにネットのニュースサイトやテレビから情報を得ているんだと思います。私が見ていた番組では若者に「最近のニュース(新聞、テレビ、ネットを問わず)を見て内容が理解できるか?」といった質問に対して「書いてる内容がわからない。単語の意味がわからない。」といったニュースを見る以前の予備知識的なものが不足しているそうです。

 そこで思うのがテレビやネットのニュースサイトでは、早さに重点を置いた速報性を強く前面に押しているものが多く見受けられ、噛み砕いて掘り下げた内容までは伝えてくれていないように思います。また、特にテレビで顕著なのは同じ事実を繰り返し報道することです。たとえば、現首相の麻生総理がブレたといった報道が朝流れたとするとその内容の放送が昼のニュースでも、また夜のニュースでも各テレビ番組が流すことによって見るほうはそれを毎回見るわけですから自然とその情報が刷り込まれていくと思います。もし、偏った報道が毎回流されることが続けば見るほうは自分で考えるという行為なしにその情報を鵜呑みにしてしまう習慣から間違った考えを持つ可能性もあると思います。
 不況、不況と言われるニュースの多い中、インタビューを受けていた若者のほとんどが「なぜ今不況になっているのか?」といったことを説明できない人がほとんどだったそうです。
(以下、サブプライムローン発の不況の流れの説明なので既に理解している方は飛ばして改行しているところから読み進めて下さい。)
 
 簡単に説明しますと、この不況の発端はアメリカ発の「サブプライムローン」の破綻です。サブプライムローンとは何か? プライムとは住宅。つまりプライムローン=住宅ローンのことですね。またサブとは低所得者。したがってサブプライムローン=低所得者向け住宅ローンのことだったのです。
 このサブプライムローンが人気が出だした当時のアメリカはまだイラク戦争真っ只中でした。ですから、アメリカ中央銀行の公定歩合(中央銀行の金利のこと)も低かったのです。ですから自然と住宅ローンの金利も低く低所得者にお金を貸す事業が人気が出だしたのです。そして数年後、イラク戦争が一つの節目を迎える時期が来ました。イラクでのゲリラ的テロが続き戦争の長期化が顕著になりイラク戦争で飛んでいったお金で財政的に厳しくなってきたのでブッシュさんが公定歩合を引き上げて税金の収入を増やそうとしたのです。すると自然に住宅ローンの金利も上がって、依然は低かった金利がぐんっっと上がったので低所得者達は毎月のローンが払えなくなりサブプライムローンが破綻した訳です。
 サブプライムローンが破綻しただけで何で世界的な金融危機になるの?と思う方も居るかもしれません。そこで重要になってくるのが金融不安という言葉です。そもそもサブプライムローンを提供していた会社の方は低所得者にお金を貸していた訳ですから普通のお金の貸し付けよりリスクが大きいわけです。それを回避するために債権(お金を貸した権利)をバラバラに証券化(一つのものを細かく分けて売ること[例えば:一つの豆腐があります。この一つの豆腐では大きすぎて単価が高いので100個くらいに切ってバラバラに売ります。この場合1個の豆腐が債権であり、バラバラに分かれた豆腐は債権を証券化した状態と考えてもらえればわかりやすいと思います。])して金融機関に大量に売ったのです。そして金融機関はこれを大量に買ってまたさらにそれを転売して莫大な金額の利益を生んだのです。(この金融機関は夏に経営破綻したリーマンブラザーズも含まれて居ます)またこれらの金融機関は低所得者の債権だけではなかなか買ってくれない人もいるので、色々な種類の債権を一つのパックにして売ったのです。低所得者の債権、大手企業の債権、有名デパートの債権などなどをごちゃ混ぜにして売ったのです。わかり易く言えば福袋ですね。また、格付け会社という会社も存在し、「この金融機関が売っているこの福袋はAランクですよ」といった感じで格付けをおこなっていました。買うほうは「大手有名ブランドの福袋で格付け会社も高いランクを付けているから損はないだろう。」と思ってどんどん買っていったわけです。
 そこにサブプライムローンの破綻が表沙汰になり持っていた福袋の中に大量のサブプライムローン関係の債券があることが分かり大量にばら撒かれたその債権は修復不可能までになっていました。
そうすると金融機関同士は「あそこは大量の不良債権(回収不可能の債権)を持っているらしい」といった感じで疑心暗鬼になって「今月厳しいのでお金を貸してもらえませんか?」「No!あなたの所は不良債権があるらしいから信用できない」といった感じでお金を貸さなくなる状態=貸し渋りという状態になり、お金の流れがストップする訳です。これが金融不安と呼ばれるものでこれが株価などにもじわじわと影響を及ぼしていき、夏過ぎたあたりからよくニュースで使われていた言葉で「実体経済に影響を及ぼしかねない」というのは企業業績が悪化してきてお金を借りたくても貸してくれる所がなく、経営者はやむなくリストラをしなければいけないというのが正月頃に問題になった派遣切りに繋がってくるわけです。

 大雑把に説明しましたが、私は経済学なんて学んでいませんから詳しいことは余りわかりません。しかし、素人でもニュースを選んだり掘り下げてみればだんだん分かるようになってくると思います。
 
 朝早起きした際に新聞の端から端まで読んでみると意外と興味深いことや、より掘り下げた内容が書いてあることがあります。特に社説などは時事問題を扱った内容など面白いことが書いてあるので新聞離れしている人でも町の図書館などで簡単に読むことができますから試してみるのもいいでしょう。

 ここまで新聞擁護のような意見を書いてきたように見えますが、私一個人の意見を言わせてもらうと新聞だけを読むといったり、若者が新聞を読まずネットのニュースばっかり見ているといった新聞とネットとテレビをバラバラに分けて考えることはナンセンスだと思います。同じメディアという枠組みで伝える媒体が違っただけでそれぞれのメリットデメリットがある訳で読み手の使い分け次第だと思います。ネットのニュースサイトも大手のニュースサイトはほとんど新聞会社系列だったりと扱っている内容はたいして変わらなかったりしますし、個人ニュースサイトというのも昔はなかった分野が台頭してきたと思いますから、ネットのニュースもそれなりの価値はあると思います。
大切なのは、情報を鵜呑みにしないことと、分からないことや知らない単語、疑問に思ったことを追求して調べる。または、時事問題などを詳しく扱った内容や噛み砕いた文章に触れて物事の本質を理解しようとすることが重要な気がします。そうすることで今の時代はもちろん先の時代まで見えてきて、物事をあらゆる方向から見直す習慣もついて来るのではないでしょうか。
スポンサーサイト

この記事へのコメント

コメントをお寄せ下さい

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nekuranonegura.blog56.fc2.com/tb.php/8-6dee7e04

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。