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セカンドウィンドⅠを読んで 

 私の趣味の中で読書があります。晴耕雨読といった感じで、たまに気が向いた時にも読んでいます。
今回は昨日(3月13日)雨だったのでその時読んだ本を軽く紹介と感想を書きたいと思います。

セカンドウィンド〈1〉 (ピュアフル文庫)セカンドウィンド〈1〉 (ピュアフル文庫)
(2007/11)
川西 蘭

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 読んだ本は 著/川西蘭 セカンドウィンドⅠ ピュアフル文庫 というスポーツ小説(少年自転車小説)です。
 
 あらすじは、主人公中学3年の溝口洋は自転車好きのクールな少年。ある日峠道で颯爽とロードバイクに乗る少年達と出会うことから物語は始まる。2部構成になっており、第1部は洋と祖父の二人暮らしの様子から始まり南雲デンキ自転車部のジュニアクラブで選手と練習生の中でロードバイクの過酷な練習の中で自転車の面白さ、辛さ、そして人間関係を洋の等身大で体験していく話。第2部では洋は一旦自転車から距離を置こうと試みたが、幼馴染の佐久間多恵の励ましもあり再び自転車に乗って、きつい坂で有名な峠にチャレンジするところで田村岳と出会う。それ以降岳の家の「田村自転車商会」を手伝いながらヒルクライムに挑戦していき最後は金剛ヶ峯で催されるロードレースに参加し、かつて練習をした南雲デンキ自転車部のジュニアクラブの面々と再会しレース直前までが描かれるひと夏の物語となっています。
 
 まず、惹かれるのは作者の巧みな筆だと思います。特に自転車で走っているシーンや坂を懸命に登っているシーンでは、その人物の息遣いやその場の空気、質感といったものが鮮明に脳裏に浮かんできます。
 
 次に惹かれたのは個性的なキャラクター達です。主人公の洋は私から言わせるとかなり出来たクールな子です。私が同じ中学3年の時こんなにできた人間だったか?と思わせるくらいしっかりしている子です。いや、むしろこの物語に出てくる子供達は皆「大人」です。自転車が大好きということは前提として、その取り組み方や物の考え方というものが私は脱帽でした。洋の幼馴染の多恵は付かず離れずの微妙な距離をとっていて洋が落ち込んでいるときに気軽に声を掛けてきたり、物語全般が自転車の話ですけど多恵が出てくる場面は空気が和む感じでスポーツ小説を読んでいるのも忘れてドキドキすることもあります。また、南雲デンキ自転車部のジュニアクラブの選手やスタッフの個性も光っている。まずコーチの黒岩、メカニックの徳永。そして、選手の南雲真一、今泉昇、清水元。第2部で登場する「田村自転車商会」ヒルクライマー田村岳。その他にも洋を取り巻く大人、アーティストの照吾さんや洋の祖父である徹平、女教師山田もいい味を出していると思います。
 
 印象に残っているシーンは自転車に乗っているシーンよりどちらかというと人間同士のやり取りの方が心に残っています。今泉と練習生の修が乱闘騒ぎになってその後今泉と洋のやりとりの後に洋が悟る瞬間や、乱闘騒ぎの後のミーティング後皆解散になった所で修が洋に話しかけてからのシーン。第2部では洋と岳と多恵の3人でサイクリングに出かけた先での3人の距離感や、洋のよき理解者である照吾さんのアドバイス、また担任の山田女教師のさり気無い励まし、そして最も印象深いのは洋が金剛ヶ峯ロードバイク大会に出場するために祖父に許可を得るシーンで、こちらにも迫力が伝わってくる様でした。
 
 過去に読んだ、スポーツ小説で主人公の洋のクールさは、あさのあつこさん著のバッテーリーの主人公:原田巧を思い出させ、個性的な南雲自転車部メンバー3人は森絵都さん著のDIVE!!の3人を思い出しました。

 とにかく、皆カッコイイ!何でこんなにカッコイイのか分かりませんけど「爽やか」なんですよね。クールなんです。そして内に熱いものを秘めているから惹かれるのでしょうか。

 自転車が好きな私がより一層自転車に惹かれてしまいました。現在ママチャリしか持っていませんがお金を貯めて10万くらいのロードバイクを買おうかと計画しています。買ったときはここで紹介したいと思います。

 セカンドウィンドは続きがあるので早くそちらも読みたいです。
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